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基礎工事の検査と設計監理の重要性

2023 4/08
works 家づくりの事
2023年4月8日 2023年4月8日

3月の下旬から有村建築設計工房の第1号棟になる木造新築工事の工事か開始されました。
場所は鹿児島県南さつま市になります。
建築物の工事が始まると法令的にも構造的にもさまざまな決まりを守りながら仕事を進めていかないといけません。
有村建築設計工房では工事途中で多くの検査を行い工務店さんと一緒に高品質の家づくりをおこなっています。
今回は基礎工事がひと段落つきましたので基礎工事のチェックポイントを交えながらこの記事でご紹介していきたいと思います。

目次

1.遣り方検査(やりかた検査)

まず建築工事がはじまると一番最初に行うのが遣り方の設置です。
建築物が敷地の計画している場所に建てられるよう正確な位置を出すために行う作業のことを言います。

木板などを建てて目印をつけ壁の中心線に合わせて紐を張って建物の立つ位置を基礎工事業者さんが見て分かるようにします。
建物を敷地のどこに建てるのかは初期計画段階からしっかりと決めて行政の確認申請でも審査をされているので間違うことのできない重要なものになります。
なのでしっかりと敷地の基準点から建物の寸法を確認して正確な位置にあるか検査をしなくてはいけません。
ちなみにこの現場は検査の結果1カ所寸法の取り間違いがありました。
有村建築設計工房ではミスがあったらきちんと業者さんに連絡し修正をしてもらい修正後の確認ができたら次の作業に進んでもらいます。
間違いがあったらお互いに話をして是正することで工務店さんとは信頼関係が築けていけると考えています。

2.配筋検査、防湿シート検査

遣り方の検査が終わったら基礎業者さんの方で基礎工事が本格的に始まっていきます。
基礎工事は主に床掘→防湿シート敷→捨てコンクリート打設→配筋組立→コンクリート打設の順番でおこなっていきます。
この手順の中で重要になってくるのが配筋の検査と防湿シートの打設になります。
防湿シートは地面の湿気が基礎側にあがってこないようにあらかじめフィルムを敷いて防湿するための施工です。
こちらはフィルムに穴が開いていないか、シートがよれて隙間が空いていないかを目視で確認をします。
それが終わったら配筋の検査に入ります。
配筋は基礎の強度に大きく関わる重要な構造材なので念入りに検査を行います。

基礎の配筋で検査をするポイント
□ 必要な場所に必要な鉄筋が入っているのか
□ 入っている鉄筋のサイズ、種類はあっているのか
□ 鉄筋の間隔は間違っていないか
□ 鉄筋の継手部分、定着部分は所定の長さが確保できているのか
□ 人通口の位置はあっているか
□ 必要な場所にスリーブが開いているのか
□ 人通口、スリーブ部は補強筋がはいっているのか
□ 鉄筋のかぶり厚さは確保されているのか


他にも細々と検査内容はありますが大きくは上記の内容の検査をおこなっていくことになります。
この検査は意外にもキチンと行えてる会社さんはとても少ない印象です。
特にハウスメーカーに在籍していた時は検査をしていたところを見たことがほとんどありません。
また、基礎業者さんも鉄筋の入れ方は知っているが鉄筋の法令をきちんと把握している人はとても少ないのが現状です。
なので設計者がチェックをして間違いを修正してもらいミスがないように施工をしていかなくてはいけません。
実際にこの工事現場は人通口の補強筋の不足とスリーブ部分のコンクリートのかぶり厚さ不足、立上りの下端筋と底板の配筋を兼ねて施工している部分があり修正をして頂いております。

基礎の配筋は瑕疵保険に加入する場合第三者機関の検査を受けることになっているのですがだいたいの場合スルーされており指摘されていないことが本当に多いです。
このような配筋がコンクリートが打設されて見えない部分で存在してるとなるととても怖く感じます。

3.設計監理の重要性

今回このように基礎の検査を細かいところまでしっかりおこなってきました。
この検査をしているのは設計事務所には設計監理をきちんとこなすことを義務付けられているためです。

設計監理とは?

設計監理は、建物の設計と工事監理を行う仕事です。
設計とは、建物の意匠設計・構造設計・設備設計を行い、それらを反映した設計図書や仕様書などの作成を指します。
また、工事監理とは、建物が設計図書・仕様書通りに造られているかを主に工事現場にて点検・確認することを指します。
万が一設計図書・仕様書通りに造られていなければ、施工会社の工事管理者に指示を出し、工事を是正させる業務も担います。

今回はまさに『設計図書・仕様書通りに造られていなければ、施工会社の工事管理者に指示を出し、工事を是正させる業務も担います。』に該当して修正をお願いしているのです。
こうすることによって設計者は施主と打合せで決めた仕様内容を施主の代理人として正確に現場に伝えて施工して頂く手伝いをしていくことになります。
しかしながらこの設計監理をおこなっている会社もとても少ない印象です。
特に設計施工をする会社はあってはならないのですが現場監督が兼ねておこないミスがあって的確な修正が行われず隠されてしまう事もあるかもしれません。
また、設計監理は法令で定められた建築をするときに必ず担当者を設置しなければならないことになっています。
誰が担当しているのかは建築確認申請書の第二面に建築に関わりのある担当会社、担当者が明記されています。

必ずしもここに書かれている担当者が現場の検査をする訳ではありませんが、別の方が検査した場合でもここに書かれている担当者が写真や文章などで最終的な検査内容の判断をしなければなりません。

4.最後に

今回は基礎工事を通して基礎の検査をしてきていたこと、この検査がどの程度重要であるかを書かせて頂きましたが皆さんどのように感じましたでしょうか?
検査をしているしていないもそうですが家づくりをされる方自身がこのような検査の知識などがないと気づかずにそのままスルーなんてことはよくある事です。

家の知識をつけることは必ず夢のマイホームを高品質で建てるための手助けになるはずです。
建設会社任せではなく自身でも現場に行ってみて見てみたり、担当の設計者に質問をしてみたりすることはとても重要です。
今回の新築工事1棟目を通して家づくりに必要な情報を引き継ぎ発信していきたいと思っておりますのでぜひまた遊びに来て頂ければと思います。

有村建築設計工房は姶良市に拠点を置く木造住宅をメインにマンションリノベーション、店舗設計・リノベーションをおこなっている設計事務所になります。
今回の新築工事1棟目を通して家づくりに必要な情報を引き継ぎ発信していきたいと思っておりますのでぜひまた遊びに来て頂ければと思います。
その他にもハウスメーカーで契約後の家づくりの相談、間取りのセカンドオピニオン、設計監理の代行など数多くの家づくりの困りごと、相談ごとにのっています。
鹿児島市、姶良市、霧島市をはじめ鹿児島県内と宮崎県南部までご相談は無料でいつでも受け付けております。
ご連絡お待ちしております!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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この記事を書いた人

有村 昂大のアバター 有村 昂大

1990年5月生まれ
大手ハウスメーカーから地場工務店、設計事務所を経て2022年5月に有村建築設計工房を設立。
現在は鹿児島県、宮崎県を中心に木造住宅、店舗設計、リノベーション設計などを手掛けている。
東京、千葉、埼玉も設計実績があり対応する。
設計歴14年の間に引渡しした物件は350棟以上。
設計職以外にも現場管理経験もあり現場サイドの考えをもち合理的な耐震、断熱、デザインを提案する。

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